【未経験者でも分かる】介護保険サービスの基礎知識3点

介護保険サービスって?

要介護状態になって、いよいよ介護保険サービスが利用できると思いきや、たくさんあり、似たような名前がある介護保険サービスを前に、混乱されている方も多いのではないでしょうか。

介護保険サービスは、文字通り公的介護保険を利用したサービスなので、基本的には料金は1割負担で済みます。(所得により2〜3負担の方も)

とはいえ、なんでもかんでも使えば良いわけではありません。必要ないサービスを使う必要はありませんし、たくさん使えば元気になるということでもありません。また、使う方本人が利用したいかどうかという気持ちも、効果的なサービス利用においては大切なポイントです。

まずは、介護保険サービスの基本的な内容と、利用するにあたっての最低限の基礎知識をご紹介したいと思います。

介護保険サービスの種類と数

介護保険サービスと一口に言っても、25種類以上あります。その全てを利用している人はいません。少ない人で1、2種類、多い人でも5〜8種類程度です。また施設サービスに関しては基本的には施設の中で大抵のサービスはパッケージになっている(医療などが外部のことも)ことが多いので、1種類という人もいます。

 

<介護保険サービスの種類>

介護保険サービスを把握する上では、内容の前に、まずは本人がどこに住んでいるかで捉えるのが良いでしょう。住んでいる所として大きく3つあります。

①自宅
②介護保険施設、地域密着の小規模施設
③高齢者専用住宅

①の自宅はその名の通り、それまでお住まいの自宅です。②の介護保険施設、特別養護老人ホーム(とくよう)、老人保健施設(ろうけん)、と医療依存度が高い方向けの施設があります。地域密着の小規模施設というのは、グループホームや、小規模な特養や有料老人ホームなどが入ります。

③の高齢者専用住宅では、あくまでも住宅なので、賃貸アパート・住宅に住んでいるようなものです。実際には引っ越してそこに入居します。そこから①のように外部の介護サービスを利用します。サービス付高齢者向け住宅(サ高住=さこうじゅう)や住宅型有料老人ホームなどがあります。

 

①や③の場合、家や居住スペースにヘルパーさんや看護師さんがきてくれる『訪問系サービス』、家や居住スペースから外部のデイサービスなどに通う『通所系サービス』、その他、介護施設に短期間お泊まりに行くサービスや、福祉用具をレンタルするサービス、そうしたことを色々と調整してくれる相談窓口であるケアマネジャーのサービスがあります。

介護保険サービスで保険が効くのは上限がある

介護保険サービスは、病院の窓口で保険証を出して3割負担で住んでいるのと同じように、保険が効くというものです。

ただ、病院の医療保険とちょっと違うのは、保険が効く限度額があるということです。この限度額を超えると超えた分は保険が効かず10割負担になります。

そして、介護保険の全てのサービスには、サービス毎にこの単位が割り振られています。

例えば、ヘルパーさんが30分間オムツ交換などの身体介護をしてくれたら●単位、人数が少ないアットホームな小規模デイサービスに6時間〜7時間滞在したら◯単位、という具合です。この●単位、◯単位を1ヶ月分合計して、その合計が、介護保険証に書いてある、要介護度別に割り振られている上限を超えると、超えた分が10割負担になるのです。

ですから、いくらでも保険が効くというわけではないので、必要なサービスを使いながら、できればサービスを使わなくても済むような状態になっていけると良いかもしれませんね。

介護サービス事業者は変えられる

これは介護保険制度の基本的理念ですが、介護サービスを提供する会社は自由に選択できるということです。

人とのご縁が大切なものではありますが、応対が良くない、サービスの質が悪いなどのことがあれば、遠慮なく他社サービスに乗り換えても構わないのです。

特にそうした相談の窓口になるケアマネジャーさんほど変更しづらいものです。とはいえ、我慢する必要はなく、まずはその会社に担当者を変えてもらうよう相談してみるのが第一歩です。それでもいまいちならば会社ごと変えてしまって構いません。

この選択の自由があることをどうしても実行できずにサービス事業者さんへの不満をこぼす方がいます。それならばいっその事変えたほうが早いでしょう。

もちろん、介護職や福祉職はご本人のための支援を考えて仕事をしておりますので、時にご家族などとの意見がそのまま反映されないこともあります。ですから、家族にとっていいサービスをしてくれる専門職が必ずしも良い人、良い会社とは限りません。そのあたりは注意が必要です。

また、施設ですと、料金的にも、入所機会としてもなかなか簡単には変えられないこともありますのでそんなに簡単な話ではありませんが、原則論として覚えておいていただけたらと思います。

 

きんちゃん

いかがでしょうか。

介護保険制度は本当に複雑なものですが、まずはどんな種類があるのか、保険が効くってどういうことか、そして、原則サービスは変えられる。まずは、これらは最低限押さえておきたい基本で、そのさわりということになります。

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