3月16日からマニラではロックダウンが始まりました。
ロックダウンにともない、通いで来てもらっているお手伝いさんも移動手段がなくなりますので、住み込みで働いてもらっています。1歳のやんちゃ坊主がいますので、彼女の存在は本当にありがたいです。その感謝の気持ちを伝えるべく、毎週日曜日の彼女の休日には、一緒に料理を作ることにしています。今まで、たこ焼き、お好みやき、と作りました。そして、昨日の感謝のサンデークッキングは、餃子でした。毎回大量に作って、彼女の友達やお手伝いさん仲間におすそ分けをしてもらっています。このおすそ分けが彼女の喜びにもつながっているようです。
さて、お手伝いさんとの共同生活も4週目になりました。家族でない人との共同生活はどうなるかなと気になりましたが、順調です。まず、部屋の構造が住み込みのお手伝いさんがいることを前提に作られているのが大きな理由ですね。そしてもう1つは、彼女との距離の取り方が上手く作用しているのだと思います。
ボクシングもそうですが、相手との距離の取り方は重要です。私の場合、雇用主と従業員という契約で結ばれた関係だけではなく、だからといって家族でもない、そんな距離感を保っています。その距離感は常に一定ではなく、臨機応変に変化させています。
なぜこのような距離感がとれるのかというと、私自身、アメリカでは住み込み介護士として働いていたからです。その時に、自分がされて嬉しかったことをして、嫌だったことをしないということを実践しています。このコロナさんの1つの功罪として、家族のあり方も見つめることになるでしょうね。家族のような家族でない、そんな共同体も増えていくのではとないかと思います。
実はこの、家族のような家族でない距離の取り方が、外国人介護人材の受入にとって重要になっていきます。そのことについてもおいおい記事にしていきたいと思います!