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ヘルパーリンクは東京女子大と連携してとある調査を実施

活動の様子

ヘルパーリンクは現在、東京女子大と連携してとある調査を実施しています。それが「これからの介護業界における外出サポーターの必要性と価値」についてです。

昨今、介護業界では人材不足が当たり前のようになっているなかで、行政・民間それぞれが様々な形で解決策を試しています。注目されているヘルパーリンクのシニアサポートサービスですが、今日は実際に協力して取り組みをしているサポート付き高齢者住宅「学研ココファン幕張ベイタウン」に協力いただき、調査を実施してきました。

そもそもヘルパーリンクは・・・
利用者(サポートが必要な高齢者)とサポーター(資格に有無を問わず空いた時間で活動をしたい方)を結びつけるマッチングサービスです。サポートが必要と言ってもそのサービス対象は広く、買い物や病院の付き添いから始まり、一緒に食事をしたり、日帰り小旅行に同行したりといったように、ケアプランでは対応していない幅広いサポートを受けることができます。

今回は、サポートの利用料金や使い勝手、ニーズなど、いつくかの項目で実際に利用者にインタビューをしてみました。

実はこちらの施設で先月、森永牛乳さんや落語家さんと一緒にイベントを開催させていただいたのですが、その際にヘルパーリンクのサービスもご説明させていただいていました。その時の内容を入居者みなさんしっかり覚えてくださっていて、外出同行などをはじめとるすヘルパーリンクのシニアサポートのサービスに対して、非常に好意的なイメージをお持ちでした。

また、家族が頻繁に出向いてくれる方はそうでもなかったですが、外への用事(買い物や通院など)を1人で行かなければいけない方に関しては、サポーターにお願いしたい、しかしどうやってお願いすればいいのかがよくわからないという声も聞くことができました。

中でも特徴的だったのは、「施設のスタッフさんは忙しそうだから、なかなか気軽に頼みづらいのが正直なところ。それにこの先何年生きるかもわからないから、頻繁にお金がかかることを頼むのは気が引ける」というご意見です。

しかしその反面、「高齢になることでできなくなったこと(気軽に外出や1人ではできない趣味など)をサポーターに手伝ってでも一緒にできたときは、お金に変えがたい喜びがある」という意見も印象的でした。

個人的に得ることができた収穫は、調査に関わってくれた東京女子大の学生さんのこのシニアサポートに対する見方が、調査前と調査後では大きく変わったという点です。学生さんたちは当初、「介護」「高齢者」という単語から、ヘルパーリンクのサービスは若い子には向いていない、大変そう、やりたくない、というネガティヴ3点セットのイメージを持っていたそうです。しかし、実際に行なっているサポート内容や利用者さんとのやり取りをみているうちに、「想像と違った!や、私たちでもできることがたくさんある!ご飯を一緒に食べるとかそれだけですごく喜んでくれるのは嬉しい!驚き!」という反応が学生さんから出てきました。

この意見は、体験した人は本当に実感できるのですが、みなさんが想像している以上に高齢者は「当たり前の事が嬉しい」のです。

こういう声を聞いて、ますますヘルパーリンクのサービスの価値を感じ、これから間違いなく広がっていくサービスだと確信しました!

今回のレポートは、近々調査を実施した学生さんからもいただいて、お知らせしたいとおもいますので、お楽しみに!