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2020年、介護業界の開国

介護のさまざまなこと

2020年、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。2020年は介護業界の開国の年になります。技能実習生、特定技能、介護留学などなど、さまざまな在留資格で外国人介護士が日本の施設で活躍することになるでしょう。

 

 

昨年、パキスタンの女性から一本のメールがありました。とても丁寧な日本語で、『日本で介護士として働きたいです、サポートしてもらえませんか』との内容です。私がフィリピン人介護士に対して、日本就労の支援をしていることをネットで見つけて連絡をしたようです。

 

『パキスタン』にいる人が、『フィリピン』にいる私に、『日本』で介護士として働く相談をしたのです。

 

この事実からみても、世界は待ったなしでボーダレス化しており、ネットやSNSを通して世界中の人々と繋がれる世の中になりました。この大変革を、困ったことと捉えるか、チャンスとして捉えるかで、その人のこれからの人生が変わっていくかと思います。私は、日本の介護業界にとってこの大変革は、ものすごいチャンスだと感じています。

 

そもそも、他国では外国人が自国の子供やお年寄りの面倒をみることはすごく当たり前なことなのです。ちなみに去年産まれた私の息子は、週6回フィリピンのベビーシッターさんにお世話になっています。言葉や文化の違いなどは大した問題ではなく、人としての信頼関係が構築ができていれば、お互いにとってメリットになります。

 

日本は良くも悪くも、そこそこ人口があったため自国内で経済が回り、また島国であるため人の移動が少ないという環境にありました。しかし、これからは『人』も『モノ』も『お金』もボーダレスに移動していきます。この流れは誰にも止められません。

 

介護業界の開国によって、思いもよらない『ハピネス』までも勢いよくまで日本に流れ込む、そんな予感がプンプンする2020年の始まりです!