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<淑徳大学の講義にて>新しい高齢者支援の形とは?

介護のさまざまなこと

昨日は、淑徳大学にて講義を行ってきました。


テーマ:新しい高齢者支援の形


このタイトルで、現在展開中のヘルパーリンクのサービスについて
社会福祉学科の学生さんへの講義でした。

正直、一般の学生さんだと高齢者支援に興味がある人は少ないとおもっていて
っというのも、確かに介護などの担い手不足、介護保険などについては社会問題の
1つではあるけれど、昨今の日本では介護職を希望する若者は非常に少ないため
この種の話に興味自体ないと思っていました。

ただ、今回の講義の対象は、卒業後の進路が福祉系だったり、介護方面を考えている
学生さんだったため、どんな意見や反応があるのかは、僕自身興味がありました。

1時間ほどで、サービス内容、背景、課題などを説明し
そこからは、学生から見た「高齢者支援におけるマッチングサービス」に対する意見をいただきました。

 

ヘルパーリンクではすでに、大学生もサポーターとして活躍してくれています。
(※ヘルパーリンクでは、活動スタッフをサポーターと呼んでいます)

世の中的にみると、若い世代の介護業界参入が非常に少ないとなっていますが
実際の体感、若い世代のサポーター、ガンガン入ってきてますよ!

きっとそこには、介護業界に携わるまでの条件みたいなのが若い世代にはあって
・大変じゃなさそう
・給料がいい
・気軽に働ける
・いつでも辞めれる
・都合がいい時だけ働きたい
・楽しそう

 

もともと介護職は、「重い責任」と「閉鎖的な職場」というなんとなくのイメージができあがっちゃてて
そのうえ給料が低いとなると、それはなかなか人が集まらないのはわかります。

ある意味、そのイメージを大きく変えることを行っているのがこのヘルパーリンクのマッチングになります。

一方で、従来の働く上での縛りがなくなることで
・サービスのクオリティ
・トラブル時の責任の所在
この辺りが懸念事項なのも事実です。

これらについても、学生からいろんな生の声を意見としていただけました。

 

最後に、絶対的にこれからの介護業界に必要となるのは
「業界素人を関わらせる」ことだと思います。(主に運営の面で)
ここでいう業界素人というのは、僕のような、他の分野ではいろいろやってきたけど
介護・高齢者支援の業界には知識ゼロという感じの人です。

 

長くやればやるほど、今までのこの業界の歴史やカラーに染まりきっちゃって
目の前にある課題の本質がなんなのかが見えなくなってしまうことが多いです。

 

そんなとき、僕みたいに業界素人は、わからないことだらけなので
ちょっとでも合理的じゃないところや、変に業界カラーにこだわっている部分があれば
「なんでそれやるの?」と聞いちゃうんですよね。

当たり前を疑うというか。

 

経験というのは非常に重要で、良くも悪くも働いてしまいます。
経験を活かしつつ、経験を疑う。このスタイルがいいものを引き継ぎ
新しいものを生み出していくのに必要なのかなと。

 

今日はそんなことを学べてとても意味のある時間となりました。

こんな機会を作っていただいた、山下興一郎先生と、大変お世話になっている同郷の田中さんには感謝です!


P.S.淑徳大学には、小笠原の未来を変える可能性がある学生さんがいました。
今後に期待!